「日台レトロ・モダン建築シンポジウム」を企画・運営

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建築の魅力とは?日本と台湾から、そして建築を楽しむ側とイベント主催側の両側から考えました。

2023年1210日(日)に開催された「日台レトロ・モダン建築シンポジウム」の企画・運営を担当しました。

ロンドンのオープンハウスに始まった、街の非公開建築の一斉見学。誰もが気軽に建築を楽しむことのできるイベントとして世界中に広まり、日本でも各地で開催され多くの参加者を集めています。今回、日本、そして台湾から、建築を楽しむ側とイベント主催側の両側から建築の魅力について語り合うシンポジウムを企画・運営しました。

当日は約150名の方々が来場。台湾のレトロ建築を紹介するインフルエンサー「老屋顔(ラオ ウー イェン)」や、建築好きが高じて建築物公開イベントを仕掛ける日本人コンビ「わくわく建築」が登壇し、日本と台湾から非公開建築の魅力を語り合いました。さらに、同年11月に開催された神戸モダン建築祭から、実行委員長の松原永季、実行委員の笠原一人が登場。初の神戸開催を終え、感想や今後の課題などについて様々な視点からトークを繰り広げ、盛況のうちに幕を閉じました。

《ご参加いただいた方からの感想(一部)》

・これまで何度も台湾を訪れる機会があったのですが、日本との歴史的関わり、台湾の方々の多様性複雑さに、どう台湾を見ればいいのか、感じれば良いのか戸惑いながら長年過ごしてきました。今回第一部のみ拝見したのですが、建築をキーワードに台湾の歴史に触れることができることを知りました。中国語を生で聞けたのが楽しかったです。便利なことにオンラインでいくらでも聞ける世の中ですが、ネイティブの中国語の響きを同じ空間でたっぷり聞けるのは贅沢なことだなと感じました。
・鉄窓花という、鉄格子に高い意匠がある点が興味深かったです。新たな視点を得ることができました。

・人の思いや地域性を感じられる建築やディテールが見えてくると、まち歩きも楽しくなるし、そのまちや建築への愛は深まるよねという思いがより強くなりました。




日台レトロ・モダン建築シンポジウム 概要


■開催日

2023年1210日(日)

■会場

デザイン・クリエイティブセンター神戸 KIITOホール 兵庫県神戸市中央区小野浜町1-4

■プログラム・登壇者

第一部:台湾漫歩~老屋顔流・台湾レトロ建築の楽しみ方

◆「老屋顔」 [Lao Wu Yan(ラオ ウーイェン)]

古い建物の探索と記録をテーマに台湾各地を旅し、鉄格子やテラゾー(人造大理石)など、台湾の歴史と文化に富む「建築装飾」を撮影・記録している。また、台湾での古い建物の再生・再利用の事例にも注目。FacebookInstagramなどのSNSで発信するほか、現在までに4冊の書籍出版、ラジオ番組やWebメディアへの出演、オリジナルブランドによる多くの商品を発売するなど、多方面で活動中。

第二部:わくわく! 建築のミカタ、街のミカタ

◆わくわく建築

普段あまり目にする機会のない建築物をじっくりと鑑賞する機会があると素敵だなと思っていた2人が、専門家ではないけれど建築に魅了される人々が交流できる場を創りたいと意気投合し2022年秋に結成したコンビ。2023年からはイベント開催や冊子作成など、建物が好きになる様々な活動に取り組んでいる。

コジマユイ

近代建築画家、イラストレーター。大阪出身、2021年より活動拠点を東京へ移す。主にボールペンを使って明治〜昭和初期の近代建築や街中の古い建築を描く。大阪市立中央公会堂や舞鶴市赤れんがパークなど商業施設として利用されている近代建築をイラスト化し、グッズにイラスト提供を行う。

藤沢うるう

歴史的建造物の認知・保護・活用について考える人。日本と東アジアの近代建築・土木を探しながら近代史(特に建築・産業・法制・交通)を中心に調べている。たまに執筆したり、ガイドツアーをしたりもする。

第三部:初開催の神戸モダン建築祭を終えて

◆神戸モダン建築実行委員会
神戸モダン建築祭実行委員長

NPO法人ひょうごヘリテージ機構H2O神戸理事

松原 永季

1965年京都生まれ。一級建築士。阪神・淡路大震災を契機に、住民主体のまちづくりを支援するコンサルタントとしての活動を始める。建築設計とともに、密集市街地の再生、小規模集落の再生、市民と行政の協働促進、景観形成等について住民の主体的活動を支援する立場から、取り組みを重ねている。2014年 関西まちづくり賞、日本都市計画学会賞(計画設計賞)を受賞。

神戸モダン建築祭実行委員

建築史家、京都工芸繊維大学助教

笠原 一人

1970年神戸市生まれ。京都工芸繊維大学大学院博士課程修了。博士(学術)。専攻は近代建築史、建築保存再生論。2010-11年オランダ・デルフト工科大学客員研究員。リビングヘリテージデザイン(旧住宅遺産トラスト関西)理事。単著に『ダッチ・リノベーション』。共編著に『村野藤吾のリノベーション』、『建築家浦辺鎮太郎の仕事』、『建築と都市の保存再生デザイン』ほか。共著に『村野藤吾の建築』、『関西のモダニズム建築』ほか。

▼「日台レトロ・モダン建築シンポジウム」リーフレット

https://kobemodaken.heritabi.com/files/leaflet.pdf

▼「神戸モダン建築祭2023」

https://kobemodaken.heritabi.com/

プロジェクトチーム

株式会社クリーク・アンド・リバー社

観光ディビジョン
「日台レトロ・モダン建築シンポジウム」担当

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