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スマホで学べる"未来の学校"実現に前進 ARビデオ通話アプリ「Dive」で5G遠隔STEM教育を実証 ~エピソテック×KDDI×ファブラボ品川×C&R社~

2022年03月09日

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株式会社クリーク・アンド・リバー社

株式会社クリーク・アンド・リバー社(以下C&R社)は、開発プロモーターとして推進する東京都「5G技術活用型開発等促進事業(Tokyo 5G Boosters Project)」において、KDDI株式会社の5G技術協力のもと、ファブラボ品川*iiと共同で、エピソテック株式会社が開発したAR現場支援アプリ「Dive」による5G遠隔STEM教育*iの実証実験「5Gで繋がる『未来の学校』」に協力いたしました。なお、本実験においては、離れた場所にいる講師と受講者を5G環境のもと、スマートフォン内の「Dive」で繋ぎ、モノづくりの遠隔ワークショップを実施いたしました。

C&R社は現在、東京都「5G技術活用型開発等促進事業」において、開発プロモーターとしてエピソテックを含めた都内のスタートアップ企業6社の事業化をサポートしております。今回、C&R社がエピソテック、ファブラボ品川を繋ぎ、KDDIの5G技術協力により、本実証実験の実施にいたりました。実証実験で使用したエピソテックの「Dive」は、スマートフォンのカメラを通して映った映像に、メモ書きやブラウザ、3Dモデルなどのデジタル情報として現場の空間や物体へ直接置くことができるAR現場支援アプリです。独自のAR技術により、遠隔にいながらも、現場の空間や物体を軸にした"あれこれ会話"を可能にし、直感的なコミュニケーションを実現。商品の説明や技術の伝承など、非対面の営業活動やカスタマーサポート、研修・教育を支援します。

今回の実証実験では、「Dive」のビデオ通話機能を使用した5G遠隔STEM教育を実施。KDDIが運営するビジネス開発拠点「KDDI DIGITAL GATE」において、西棟にいる講師と東棟にいる受講者を5G環境のもと「Dive」で繋ぎ、3Dプリンターによる自助具づくり*iiiのワークショップを行いました。講師を務めたのは、ファブラボ品川の代表・濱中直樹氏です。西棟の部屋には、3Dプリンターやレーザー加工機、ボール盤、ハンドツールなどを設置。東棟の教室にいる受講者が各自のスマートフォン内の「Dive」を通じてファブラボ品川を遠隔訪問し、濱中氏より自助具づくりを教わる状況を再現いたしました。受講者からは、「講師の方と同じ空間にいるような感覚で受講できとても分かりやすかった」「立体的に質問したり教わったりできるので楽しかった」「自分の表現が簡単に伝わるので面白かった」と好評。エピソテックおよびC&R社は今後、今回の実証実験で得た知見とノウハウをもとに、「Dive」を使用した5G遠隔STEM教育の本格的な事業化にむけて、さらなるサービスの向上に努めてまいります。

▼5G遠隔STEM教育実証実験の様子はこちらから

URL:https://youtu.be/BY46KZCUdKg


*i  STEM教育とは...Science、Technology、Engineering、Mathematicsの頭文字をとった言葉で、こどものうちからロボットや IT技術に触れて自ら主体的に学ぶ力を養う教育方法のこと。

*ii ファブラボとは...デジタルからアナログまでの多様な工作機械を備えた実験的な市民工房のネットワークで、以下の4つの条件を満たすもの。
(1)一般市民に開かれていること (2)ファブラボ憲章の理念に基づき運営されていること (3)共通の推奨機材を備えていること (4)国際規模のネットワークに参加すること
*iii 自助具とは...障害や病気、加齢などによる麻痺や身体機能の低下による動作の困難を補助するための道具や器具のこと。


AR現場支援アプリ「Dive」による5G遠隔STEM教育 実証実験 概要


Dive_jikken001.png
■テーマ
5Gで繋がる「未来の学校」

■内容
遠隔地にいる講師と受講者を5G環境のもと、双方のスマートフォン内のAR現場支援アプリ「Dive」で繋ぎ、遠隔STEM教育の実証実験を実施。受講者たちが各自のスマートフォンで「Dive」を通じてファブラボ品川を遠隔訪問し、専門家である濱中直樹氏より自助具づくりを教わる状況を想定し実証を行った。

■実施日
2月17日(木)

■場所
KDDI DIGITAL GATE

■主催
エピソテック株式会社

■協力
KDDI株式会社
ファブラボ品川
株式会社クリーク・アンド・リバー社

【当日の様子】

Dive_jikken002.png

(左)講師側 (右)受講者側
Dive_jikken003.png

(上)受講者側 (下)講師側

Dive_jikken004.png

(左)講師側 (右)受講者側


【AR現場支援アプリ「Dive」とは】
スマートフォンのカメラを通して映った映像に、メモ書きやブラウザ、3Dモデルなどのデジタル情報として現場の空間や物体へ直接置くことができるAR現場支援アプリです。独自のAR技術により、遠隔にいながらも、現場の空間や物体を軸にした"あれこれ会話"を可能にし、直感的なコミュニケーションを実現。商品の説明や技術の伝承など、非対面の営業活動やカスタマーサポート、研修・教育を支援します。

URL:https://youtu.be/ubOFa14Bbt0


5G技術活用型開発等促進事業(Tokyo 5G Boosters Project)概要



5g-boosters.tokyo.png
東京都が実施する、スタートアップ企業等による「新しい日常」に寄与するような5G技術を活用したイノベーションの創出や新たなビジネスの確立を促進するための事業です。C&R社は2020年10月、同事業の開発プロモーターとして採択され、「『事業を加速する空間』を梃子にした5G関連スタートアップの量産」をテーマに掲げています。VR/ARや大容量映像伝送システム、自動運転関連等、5G技術を活用した新たな製品・サービスを開発する都内スタートアップを選定し、他の事業者等と連携しながらスタートアップが開発を行ううえで必要となる支援を実施するとともに、採択期間(3ヵ年度[予定])を通してスタートアップを支援していきます。

引用:https://5g-boosters.tokyo/



【本事業の取り組みに関するお問い合わせ】
株式会社クリーク・アンド・リバー社
オープンイノベーション事業部
Email:innovation@hq.cri.co.jp



C&R社は「5G技術活用型開発等促進事業(Tokyo 5G Boosters Project)」において開発プロモーターとして都内スタートアップを支援するほか、地域活性化知的財産マッチング支援事業「知財マッチング交流会」では、中小企業の新製品開発支援をしております。また、福島イノベーション創出プラットフォーム事業「Fukushima Tech Create」の「ビジネスアイデア事業化プログラム」において伴走事業者としてスタートアップ(個人・法人)の起業・事業化をサポートするなど、積極的に新たな技術やビジネスの創出をサポートしております。C&R社グループの事業領域は現在、映像、ゲーム、Webなどの18分野にまで展開し、ネットワークするプロフェッショナルは32万人、クライアントは4万社にまで拡大。C&Rグループは、これらの幅広いネットワークを生かし、イノベーションの創出や新たなビジネスの確立を推進するとともに、ビジョンである「人と社会の豊かさの創生」の実現をめざしてまいります。

■エピソテック株式会社 会社概要
本  社 : 東京都杉並区本天沼二丁目40番12号
設  立 : 2020年10月
代 表 者 : 代表取締役CEO 内藤優太
事業内容 :(1)AR/MRアプリケーションの企画・開発、およびサービスの提供
      (2)上記実現のためのコンサルティング
U R L: https://www.episotech.com/


■KDDI株式会社 概要

本  社 : 東京都千代田区飯田橋三丁目10番10号 ガーデンエアタワー
設  立 : 1984年6月
代 表 者 : 代表取締役社長 髙橋 誠
事業内容 : 電気通信事業
U R L: https://www.kddi.com/


■ファブラボ品川 概要
本  社 : 東京都品川区中延四丁目6番15号
設  立 : 2014年8月
代 表 者 : 代表社員 濱中直樹
事業内容 : デジタルからアナログまで多様な工作機械を備えた実験的な市民工房。コワーキングスペースやオープンスタジオとしても一般市民に開放し、定期的にワークショップも開催している。
運  営 : 合同会社ハマナカデザインスタジオ
U R L: https://www.fablab-shinagawa.org/



この件に関するお問い合わせ

株式会社クリーク・アンド・リバー社 経営企画部

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