11/24(金)~26(日)ディスカバリー・テンプルズ第一弾実施報告 120人が夜の京都・光明院での日本文化・職人技を堪能
~ 和ろうそくで照らす、寺院を使った夜のエンタテインメントが高評価 ~株式会社クリーク・アンド・リバー社
プロフェッショナル・エージェンシー事業を展開する株式会社クリーク・アンド・リバー社(以下C&R社)は、C&Rグループのきづきアーキテクト株式会社と協力し、11月24日(金)~26日(日)の期間、京都では珍しい夜のエンタテインメント「ディスカバリー・テンプルズ」の第一弾を実施いたしました。虹の苔寺と呼ばれる京都東山区「光明院」を会場として、拝観終了後の夜に日本刀磨きや日本画家などの伝統的な技術の観覧、座禅会、精進料理、舞妓や芸妓の歌や踊りなど、3日間で合計120名の参加者が和ろうそくの明かりのもと、日本文化を堪能いたしました。
ディスカバリー・テンプルズ第一弾「夜の光明院」実施概要
夜の光明院で時空を超えた体験を。
500年受け継がれる輝かしい匠の技を見て、触れて、感じる、特別な3日間。
■期間
2023年11月24日(金)~26日(日)
17:30~19:30/20:00~22:00 2部制
■会場
光明院 臨済宗東福寺派 大本山東福寺塔頭
京都市東山区本町15丁目809
■料金
50,000円(1名/税別)
■プログラム
<1回目 17:30の回>
17:15 光明院集合
17:30 〈プログラムスタート〉住職によるお寺紹介、坐禅体験
17:45 職人達による歴史文化の体験
精進料理のフィンガーフードやお酒を楽しみながら...
18:30 2階にて芸妓・舞妓によるパフォーマンス
19:30 終了
<2回目 20:00の回>
19:45 光明院集合
20:00 〈プログラムスタート〉住職によるお寺紹介、坐禅体験
20:15 職人達による歴史文化体験
精進料理のフィンガーフードやお酒を楽しみながら...
21:00 2階にて芸妓・舞妓によるパフォーマンス
22:00 終了
■登場した7人の職人
住職:藤田慶水
臨済宗東福寺派の禅僧。1997年に鈴鹿市の龍光寺にて得度。2003年より京都東山にある大本山東福寺の専門道場に入門し福島慶道老師、原田融道老師へ2012年まで約10年間 参禅し修行をする。その後 日本各地の法縁寺院を行脚し、中国杭州にある径山萬寿寺にて修行。2019年に大本山東福寺塔頭 光明院の住職に就任した。
キャンドル職人(和蝋燭職人) :田川 広一
日本に10軒ある和ろうそく工房のうちのひとつ。自然由来の植物素材を使い、伝統的な製法で職人がひとつひとつ手作りした和ごろくキャンドル。1887年(明治20年)に創業し、130年以上にわたって和ろうそく一筋に製品を作り続けている同社。古くから変わらぬ伝統的な和ろうそくを作り続ける一方、新型和ろうそくの開発や蝋の栽培プロジェクトの立ち上げなど、和ろうそくを次世代に引き継ぐためのさまざまな活動にも積極的に取り組んでいる。和ろうそくの原材料となる櫨(はぜ)の木にこだわり、より現代のライフスタイルに合わせた和ろうそくの使い方を提案します。和ろうそくを次世代に引き継ぐためのさまざまな活動にも積極的に取り組んでいます。
画家(日本画家):丹羽優太
日本絵画の文脈、技法材料を用いながら、人々には見えない厄災、抵抗できない力が常に黒い何かに見立てられてきた歴史に着目し作品制作を行う。2019年に京都芸術大学大学院ペインティング領域を首席で修了した後、北京へ留学。現在は東福寺塔頭光明院に住み込みで制作活動を行なっている。
刀研ぎ師(日本刀研師 ):田端眞人
幼い頃から空手、柔道、剣道など様々な武道を始め、中国の少林寺で武道を学ぶ。帰国後は日本の 武道、文化、芸術への関心を深め、居合道(日本刀)、伝統芸能、和楽器を始める。16歳でプロ 太鼓集団「舞太あすか組」に加入し、国内外での演奏活動を経て太鼓、日本舞踊、尺八、篠笛 を学ぶ。その後、武士の儀式音楽とも呼ばれる能楽シテ五流の一つに加わり、金剛流第26代 家元金剛永謹、第27代若頭金剛龍謹に師事。現在は京都にある「Kyoto Samurai Experience」の創設者として、日本文化の様々な側面を広めている。
JPビーガンシェフ(精進料理人 ): ISSEI UEDA/上田壱盛
精進料理店「矢尾治」の5代目。
大学卒業後、嵐山の料亭で3年間修業し、矢尾治に入社。1868年創業の155年続く精進料理専門店「矢尾治」は、宗派を問わず京都の歴史ある寺院の御用達となっております。老舗5代目の伝統と歴史を受け継ぎながら、新しい食材や料理にも積極的に挑戦している。
仏師:冨田睦/冨田陸海
高校卒業後、父に師事し、家業の仏像彫刻に携わる。
その後兄とともに独立し、寺院彫刻、仏像修復、位牌修復などを数多く手がける。2010年、その彫刻技術を活かしたシルバージュエリーブランド「睦海」を立ち上げる。
提灯職人/小嶋諒
小嶋商店10代目。創業 江戸寛政年間(1789〜1801年)。
200年の歴史を受け継ぐ京提灯で新たな風景を創造する。
国の登録有形文化財である京都の南座に吊られている提灯を手掛ける京提灯の老舗「小嶋商店」を営む。竹割から紙貼り・絵付けまでの全工程を手仕事で行い、代々伝わる製法で京提灯を作り続ける。一方で、提灯の素材やフォルムと「空間」の関係性を模索し、提灯の新たな可能性を提案し続ける。2019年にはボルドー装飾美術館、22年にはプラハの国立美術館からそれぞれ声がかかり、現地で京提灯製作の実演とワークショップを実施した。
国内外で活動の幅を広げている。
■企画・主催
株式会社クリーク・アンド・リバー社
きづきアーキテクト株式会社
■参加者データ
各回20名×2回×3日間=120名参加
※第一弾のためご招待客を多く開催しております。
▼イベントHP
URL:https://www.discoverytemples.jp/
本企画は、オーバーツーリズム(観光公害)問題と地方創生への貢献を図るディスカバリー・テンプルズの第一弾で、インバウンドの本格的な回復を図る観光庁の観光再始動事業として認定されたプロジェクトです。
ディスカバリー・テンプルズ第一弾「夜の光明院」の様子・参加者のコメント
■参加者からのコメント
「日常を忘れられる素敵な体験ができました。全国各地で行ってほしいです」
「京都らしい体験が出来ました。座禅では心を落ち着かせることが出来ましたし、職人さんの技を見たり、尺八、三味線の演奏なども和ろうそくの灯りの中でとても幻想的でした」
「没入感と日本の神秘性をふんだんに感じられた。日本が好きになりました」
C&R社ときづきアーキテクトが共同で企画・運営・実施するディスカバリー・テンプルズは、クリエイターや職人などプロフェッショナルの力を活用して日本の魅力や地域の新しい魅力を特に訪日外国人に向けて発信するプロジェクトです。文化財である寺院で日本の歴史を感じながら、夜の特別なエンタテインメントを味わっていただく本企画は、観光立国の復活に向けてインバウンドの本格的な回復をはかる観光庁の観光再始動プロジェクトの二次公募採択事業の一つとして選定されております。
同時に最近特に問題となっているオーバーツーリズム問題の解消にも一役買っている企画となります。人気観光地に観光客が集中することで起きる混雑、渋滞、ごみのポイ捨て、地域住民が公共交通機関を使用できないなどの問題が起きるオーバーツーリズムの解消には、観光の時間の分散や予約制、拝観料のアップなどが効果的と言われております。今回の第一弾は、秋の京都の観光シーズンではあったものの、観光地化されていない寺院で拝観時間終了後の時間を使い、特別体験できる比較的高価な料金設定で、人流の分散をはかり開催いたしました。
本企画は地域の寺院を活性化する新たな手段になるとも考えており、今回体験していただいたお客様からの声を参考に、プログラム内容、料理内容、価格、体験時間などを再検討し、2024年春頃の第二弾に向けて京都などの関西圏、またはC&R社のネットワークを活かした、北海道や東北、九州地域などの寺院での開催を目指してまいります。
【お問い合わせ】
株式会社クリーク・アンド・リバー社
ディスカバリー・テンプルズ 運営担当
Email:creek_osaka@hq.cri.co.jp
C&R社は1990年創業のプロフェッショナル・エージェンシーです。C&R社及びC&Rグループ29社で、映像、ゲーム、Web、広告・出版、作家、医療、IT、法曹、会計、建築、ファッション、コンピュータサイエンス、食、舞台芸術、ライフサイエンス、アスリート、アグリカルチャーの18分野で「ライツマネジメント(知的財産の企画開発・流通)」「プロデュース(開発・請負)」「エージェンシー(派遣・紹介)」の3事業を展開しております。ネットワークするプロフェッショナルは36万8,000人、クライアントは4万8,000社にまで拡大。さらに、XRやAI、プロフェッショナル求人サイトや世界中の弁護士を結ぶSNS、メタバースやドローン、オフショア開発などへとサービスを広げ、プロフェッショナルの叡智を結集した新しい価値を生み出すビジネスクリエイションカンパニーとして、人々の幸せに貢献してまいります。