北海道 平取町 二風谷にて、国内・インバウンド向けに実施 伝統工芸品などを通じたアイヌツアーの事務局を担当
~ 昨年に続き2回目の開催が決定 ~株式会社クリーク・アンド・リバー社
プロフェッショナル・エージェンシー事業を展開する株式会社クリーク・アンド・リバー社(以下C&R社)は、合同会社katak、札幌観光バス、二風谷民芸組合、一般社団法人 びらとりウレシパと協力し、2024年11月9日(土)~10日(日)の2日間、北海道の平取町(びらとりちょう)二風谷(にぶたに)にて「北海道平取町二風谷に伝わるアイヌ文化の魅力を味わう高付加価値ツアー」を実施いたします。なお、C&R社は事務局やプロモーションで本企画に協力しております。
「北海道平取町二風谷に伝わるアイヌ文化の魅力を味わう高付加価値ツアー」 概要
【日程】
2024年11月9日(土)~10日(日)の2日間
※16名様限定
【費用】
10,250円(税込)
※バス代、バス諸経費(高速代・駐車料金等)、乗務員諸経費、宿泊代、体験料(オリジナルブレスレット作り・アイヌ料理作り)、入場料(平取町立二風谷アイヌ文化博物館)、びらとり温泉ゆから入浴料が含まれます
【スケジュール】
1日目 新千歳空港10:00出発、約1時間で平取町二風谷へ
「びらとり和牛を堪能」
「博物館見学(解説付)」
「アットゥシ工房見学&制作体験」
「ゲストハウス二風谷 ヤント宿泊」
「オハウとアイヌ料理お弁当&交流会」
2日目
「伝承地など景色散策ツアー」
「アイヌ料理体験」
平取町15:00出発、16:30前後、新千歳空港で解散
【主催・企画・協力】
札幌観光バス株式会社
合同会社katak
株式会社クリーク・アンド・リバー社
二風谷民芸組合
一般社団法人 びらとりウレシパ
▼お申し込みはこちら
https://www.goorby.jp/jitabi/detail/787
【ツアー開催の背景】
今回のツアーは、観光庁の「インバウンドの地方誘客や消費拡大に向けた観光コンテンツ造成支援事業」で採択された事業の一環として実施されております。海外からのインバウンド誘客をめざして、アイヌ文化を発信する活動をしている合同会社katakの関根摩耶氏監修のもと、観光地を巡るだけの旅ではなく、アイヌ文化や地域の産業を支える地元の方々の取り組みを深く知り、交流できる付加価値の高いツアー内容となっております。アイヌにルーツを持つ方々との繋がりやコミュニケーションを重要視し、工芸品の魅力に触れながら、アイヌの人たちとの交流や地元の食材を使用した料理を楽しみ、大自然で育まれてきた文化を感じる旅をコンセプトに、地域と一体になったツアーを企画いたしました。
今回のツアーは昨年開催し「非常に完成度の高いツアーだった」などご好評の声をいただいたモニターツアーを様々な角度で検証した上で、さらにアイヌの魅力を伝えられるような内容にブラッシュアップしております。
▼第1弾となるモニターツアーの様子はこちらからご覧ください。
https://www.cri.co.jp/news/004931.html
【お問い合わせ】
株式会社クリーク・アンド・リバー社 観光事業部
「アイヌ文化の魅力を味わう高付加価値ツアー」
「北海道平取町でアイヌを知り交流するインバウンド向けツアー」内容詳細
■新千歳空港から平取町への移動
アイヌ文化を世界中へ発信している関根摩耶氏がバス添乗のもと、アイヌ語やアイヌ文化についてのお話をしながら、平取町へ移動。
■伝承地など景色散策ツアー
ハヨピラ、ウカエロㇱキ、オプㇱヌプリ 、ムイノカ(オキクルミのチャシ)、義経神社など、平取町でゆかりのあるアイヌ文化伝承地の場所を関根摩耶氏、関根健司氏からの解説で巡る。
■博物館見学(解説付)
「STVラジオ アイヌ語ラジオ講座」の講師をはじめ、北海道各地の学校でアイヌ語を教える、関根健司氏の解説を聞きながら、博物館にてアイヌの文化や歴史を学ぶ。
■アットゥシ工房見学&制作体験
長年伝統を紡いできた人に贈られる、瑞宝単光章を受章した貝澤 雪子氏のアットゥシ工房を見学。見学後、アットゥシの素材を用いて自分だけのオリジナルブレスレット制作を行う。
■アイヌ料理体験
アイヌの伝統儀礼の中で「シンヌラッパ(先祖供養)」の際にふるまわれていた「ハレの日」の料理と二風谷に伝わる本場のアイヌ料理(団子や鹿肉、 熊肉のすき焼きなど)を堪能。
※本内容はあくまでも目安のスケジュールとなります。天候などの状況により、時間や内容が予告なく変更される可能性がありますことをご了承ください。
【ツアーを企画した合同会社katakの皆さまのプロフィール】
関根摩耶(せきね・まや)
1999年生まれ。北海道平取町二風谷の出身。幼少期よりアイヌ文化に親しむ。2018年4月に始まった道南バスのアイヌ語アナウンスや、ウポポイラジオ、STVラジオ「アイヌ語ラジオ講座」のパーソナリティなどを務め、様々なかたちでアイヌ文化やアイヌ語について発信している。
関根真紀(せきね・まき)
祖父母の代よりアイヌの文化や工芸にふれながら育ち、自然に心惹かれて木彫り、アットゥシ織、アイヌ文様の刺繍などの技術を身につけた。より多くの人たちにアイヌ文化の魅力を知ってもらいたいと、オールマイティに多彩な作品を手がけている。お客さまとの対面方式で作り上げることが多いため、その方のイメージやご要望に沿ったオリジナル作品が生まれる。伝統的な文様、技法を基にしながら新しいアレンジを加えたり、日常で気軽に使える小物づくり、味わいのあるポストカード制作などに精力的に挑んでいる。また、二風谷の文化を全国、世界へアピールして次世代へ繋げるため、二風谷の広報活動にも積極的に力を注ぎ、職人たちの思いや制作過程の難しさなども伝えている。「アイヌ文化の基本は、家族への愛。その思いがこもった作品でたくさんの人たちが喜びや幸せを感じてくれたら、うれしい」と語る。
貝澤雪子(かいざわ・ゆきこ)
アットゥシ織を半世紀以上にわたり手がけている。オヒョウの皮で作るアットゥシを、キハダの樹皮やアカネ、クルミなど身近な花と草木で染める。染色すると糸がごわつき、織りづらいが「難しい方がやりがいがある」と挑み続けている。淡い色合いの糸で作るしま模様の帯やバッグ、財布などが美しく、全国から注文が舞い込む。1日12時間以上、仕事することもあるが「織るのが好きなので苦痛に感じない」。織れば織るほど、より良いものを作りたくなり、「死ぬまで勉強」が口グセだ。2011年には、北海道アイヌ協会より「優秀工芸師」としても認定されており、受賞歴も多数。アイヌ文化の伝承・保存、後継者の育成に尽力的に取り組んでいる。
■二風谷の代表的な伝統工芸品
二風谷イタ
イタとはアイヌ文化に伝わる浅く平たい形状の木製の盆で、それらの中でも平取町二風谷エリアが位置する沙流川(さるがわ)流域に伝わる「二風谷イタ」は伝統的工芸品に指定されています。
二風谷アットゥシ
アットゥシとは、オヒョウなどの樹皮の内皮からつくった糸を用いて機織りされた反物で、それらの中でも平取町二風谷エリアで継承されている伝統的な技法で作られた「二風谷アットゥシ」は伝統的工芸品に指定されています。
■二風谷 伝統工芸家のみなさま
貝澤 美雪氏
アットゥシ織、アイヌ文様刺繍など
貝澤 守氏
二風谷イタ、北海道内唯一のアイヌ伝統工芸作家
高野繁廣氏
二風谷イタ(盆)、ニマ(器)、マキリ(小刀)
関根健司氏
平取町教育委員会アイヌ文化学習係
貝澤 徹氏
アイヌアート
北海道アイヌ伝統工芸展北海道知事賞ほか受賞
株式会社クリーク・アンド・リバー社 観光事業部
「アイヌ文化の魅力を味わう高付加価値ツアー」
C&R社は、本イベント以外にも、長崎市が推進する「地域でつくる"もうひとつの長崎観光"看板商品創出事業」への協力やJAL特別ツアー「夜の北九州空港見学会」への協力のほか、 「廃墟景観シンポジウム」への協力、福島県南相馬市周辺で開催される神事「相馬野馬追(そうまのまおい)」のライブ配信の企画・運営・プロデュースなど、クリエイティブの力を活用してさまざまな形で地域の魅力の発信をサポートしております。C&R社は今後も、プロフェッショナルの能力を最大限に生かし、地域の活性化を推進していくとともに、ビジョンである「人と社会の豊かさの創生」の実現をめざしてまいります。
▼C&R社のオンラインイベント撮影・配信サービスの詳細・お問い合わせはこちらから
https://www.creativevillage.ne.jp/category/news/notices/87316/
▼C&R社観光事業部のWebサイトはこちらから
https://cr-opd.jp/tourism/